先輩からのメッセージ
- 患者様、ご家族の喜ぶ姿を見ながら、
退院まで支える
回復期ならではの
やりがいを感じています -
看護師 直井 まいみ
岐阜県出身。中学生の頃から看護師を目指し、衛生看護科のある高校に進学。看護学校卒業後は地元岐阜の病院に勤務。その後結婚・転居を機に、当院のオープニングスタッフとして入職。回復期リハビリ病棟勤務。
開設準備段階から、一緒に手探りで作ってきた病棟
看護師になろうと思ったのは中学生の頃でした。私はどちらかと言えば迷う方なのですが、母が薦めてくれたんです。そこで衛生看護科がある高校に進学しましたが、普通の授業に加えて看護の学科や実習があり、毎日7限までの生活。大変でしたが家族に支えられて続けることができました。看護師となってからは地元の病院で勤務していましたが、結婚・転居の後、この近隣でお仕事を探していたところ、新規オープンする病院があると知り、当院へ入職しました。
私は開設前の3月に入職しました。私含め3人が準備段階からの初期メンバーで、4月に20人の仲間を迎えてオープン、一緒に働きながら手探りで立ち上げに関わってきました。本当に一から作ることが多くて、院内の決め事やルール化、例えば、感染対策、医療安全のルール化や、看護の日課などかなり細かい作業もありました。回復期リハビリ病棟も初めての経験だったので勉強になりました。
開設から1年経って、いまは色々なことが形になってきましたが、回復期ならではの看護師の役割や、患者様の方向性、リハ目標に合わせた看護など、課題はまだまだあると思います。でもこれまで皆で話し合って作ってきたことや、リハスタッフとも連携が良いので、頻繁にカンファを行って患者様の方向性を共有し、良い病院を作っていこうというムードがありますね。
患者様にしっかりと関わり、そして退院を迎えるやりがいのある仕事
病院や病棟の種類にもよると思いますが、前職の病院ではとにかく医療行為に追われていました。いま勤務している回復期リハビリ病棟では、リハビリが中心のため、業務的には余裕があり、当日の業務は時間内に終えられるゆとりが出来てきました。オープン当初はバタバタの時期もありましたが、いまはしっかりと患者様に接する時間が取れます。当院では状態が安定されてからの入院が多いため、コミュニケーションが取れる方が多く、会話しながら状態を把握することができます。
また、回復期リハビリ病棟では、入院されている期間の中で、担当患者さんが元気になり、少しずつ回復していく姿を間近に感じながら退院まで見送る喜びがあります。
例えば脳疾患の患者様で、最初は経鼻栄養だった方が、言語聴覚士を中心に摂食嚥下訓練を行い、看護師も口の運動や、口腔ケア、アイスマッサージ、離床時間を増やすなどの支援を行ううち、途中から口から食べられるようになり、患者様、ご家族の喜ぶ姿を見ながら、退院まで関わることができました。
急性期の病院では医療行為やいろいろな症例を経験するやりがいがあった半面、患者様と関わりをもてなかったように感じています。いまは患者様の日常生活やADLを考えながら関わるやりがいを感じています。
患者様もスタッフも、明るくお話し好きの方が多い
看護師として、患者様が安心して入院生活ができるように援助することを大事にしたいと思っています。ベースの看護処置もありますが、患者様と毎日接している中で、その方の不安な気持ちを聞き、コミュニケーションをとること、忙しい中でもきちんと向き合い、受け止めること。それを大事にしたいです。私もまだ回復期の看護を100%理解しているわけでは無いですが、リハスタッフと連携をしながら、その方にあった環境づくり、看護ができたならと思っています。
当院は患者様もスタッフも、明るくお話し好きの方が多く、チームの人間関係も協力しあいながら働ける雰囲気があります。病棟も設備も新しく、広くて看護をしやすい環境です。
ぜひ仲間になってくださる方を、お待ちしています。