先輩からのメッセージ
- 患者様の人生の大事な時間に関わる仕事
思いをくみ取り
患者様中心の看護を大切にしたい -
看護師長 神野 絵梨
愛知県出身。名古屋大学看護学部卒業後、小牧市民病院に勤務。結婚退職後、デイサービス勤務を経て再び民間病院で勤務、2019年3月に当院へ就職。現在、回復期病棟の師長として勤務。
新しい病院づくりに加わりたいと考え入職

前職では地域包括ケア病棟や、退院調整なども担当していたため、現在の回復期リハ病棟での患者様の退院支援など、これまでの経験も活かせる環境です。最初は一般職で入職したのですが、6月から回復期病棟の師長となりました。
手探りで進めた病棟づくりを経て、形ができてきた

一般病棟と回復期病棟との一番の違いは、急性期のような看護処置が少ないことです。当初はその中での看護師の役割について戸惑っていました。
開始から数か月が経った頃、きちんと回復期の型を学ぼうと、全職員交代で他の医療機関に研修にも行きました。一人ひとりが事前に課題を整理した上で研修に行き、それぞれがその答えを持ち帰って協議し、ようやく形を作ることができたのです。
回復期で一番大事なのは、多職種との連携です。リハスタッフは在宅復帰を目指して施術をする、ソーシャルワーカー(MSW)は環境調整をする、看護師はその間で患者様・ご家族の話を聞き、パイプ役として医師・リハ・MSWの調整をする。それがスムーズに進むような仕組みを作っています。
現在ではカンファの型もできており、それぞれの段階で看護師が何をすべきかが明確になりました。例えば、1回目のカンファでは患者様のゴール・方向性理解、2回目は支援におけるゴールと看護・リハ方針の明確化、3回目は在宅復帰に向け必要な支援の明確化といったような形です。
この1年、ゼロからのスタートでしたが、現在は患者様も増え、リハスタッフと協働しながら病棟運営を進めたり、中途入職のスタッフを指導できるまでになりました。
教育体制の整備や、日々の生活の中でのイベントも実現したい

教育や人材育成の面では、オープニングで経験者が集まっているので、看護技術はそれぞれ一定程度ありますが、体系的な教育体制も整備したいと思います。
また、少し余裕ができたら患者様が楽しめるイベント等も行いたいと思います。80代、90代の患者さんが毎日3時間リハをやるのはかなりつらいことですし、何か日々の生活の中での楽しみ、潤いとなることを提供したいと思います。リハビリスタッフや外部のボランティアに協力をしてもらい、季節のイベントなどをやりたいですね。
患者様の思いをくみ取り、患者様中心の看護を大切にしたい

また、40代50代でバリバリ働いている方が、脳梗塞などで入院された場合は、また違う切実な悩みや気持ちがあります。それを受け止める難しさもありますが、時間をかけ、信頼関係を築き、患者様の思いを受け止め、復帰に向けたご支援をしていくことが大事です。どちらも根っこにあるのは、その方の人生の時間に関わっているということ。それを大事にしたいと思います。
新しく入職される方には、独り立ちするまで責任をもって、しっかりとサポートさせて頂きます。新たに入られた方が不安なく働けるよう、そして同じ働くなら、楽しんで働ける職場を作りたいと思いますので安心してお越しください。
一緒に新しい病院づくりに加わっていただける方、ご応募をお待ちしています!