理事長からのメッセージ
- 病院も職員も若々しく、
たくさんの可能性に満ちた病院 -
理事長 北 優介
兵庫県出身、神戸大学医学部卒業後、東京大学病院・整形外科教室に入局。
医局関連病院にて勤務後、2019年4月、医療法人北陽会理事長に就任。趣味は音楽鑑賞。
時代に先駆けて、医療・介護の連携と地域包括ケアに取り組んできた

その後、医療だけでなく介護サービスの必要性を感じ、デイサービス、そして社会福祉法人を設立し、特別養護老人ホーム、グループホーム、居宅介護支援事業所等、地域の患者様が退院後も安心して暮らすことができる切れ目のない医療・介護サービスを提供しています。現在、「かちがわ北病院」は介護医療院に形を変え、そして回復期、慢性期に特化した新しい病院として2019年に「北陽会病院」を開設しました。
国が進める医療介護施策の方向性として、「医療・介護の連携」や「地域包括ケアシステムの構築」が掲げられてから久しいですが、私たち北陽会は時代に先駆けて、地域でのプライマリケア、医療・介護の連携と、地域の患者様を総合的に支えるプラットフォームづくりに取り組み、現在の姿があると考えています。
開設期の苦労を乗り越え、目指す病院の姿に

2023年には新しい看護部長をお迎えしました。豊富な看護実践に裏付けされたきめ細かなアドバイスを得意としており、サービスの質の向上が図れると期待しています。我々は安全安心というサービス基準だけでなく、良質なサービスを提供する必要があると考えます。患者様により充実した入院生活を送っていただける環境を整えるべく、各職種が専門性を活かしながら、多様な視点で業務改善に取り組んでいます。加えて、地域との交流を増やし、地域から信頼される、地域に貢献できる医療機関を目指しています。
医療介護の連携と、在宅医療・リハビリの充実を目指す

当院の特筆すべき点として、リハビリテーションを担うセラピストが質・量共に充実しており、患者様にとって最適な施術が行えることが挙げられます。チーム医療として整形外科と脳神経外科の専門医を配置し、内科や外科の医師も常駐しているなど、ポストアキュート、サブアキュートの多様な患者様に一貫性をもってサービス提供できると自負しております。医師は、それぞれの患者様の生活背景や退院後の状態も含めて、患者様の目線に立って、医療だけではなくその方の生活の質を向上させるためにサービスを提供できるよう主導的な役割を果たしていく必要があります。医師、セラピスト、看護師などすべてのコメディカルスタッフが研鑽を積み専門性を発揮することで、病院のパフォーマンスを高めて行く必要性があります。
病気を診るだけではなく、「人を診る」医療を大切にしたい

当院はまだ開院から間もない新しい病院です。立ち上げスタッフも、その後仲間になってくれたスタッフも、一からの病院づくりに取り組み、苦楽を共にしながらここまで来ました。そして、まだまだ伸びしろがあります。病院も職員も若々しく、たくさんの可能性に満ちた病院です。職員のモチベーションアップには、トップが頑張りに応えることが必要であると考えています。患者様にとってはもちろんのこと、職員にとっても安全安心良質な職場環境を作っていくことが私の使命です。今後はキャリアパスに力を入れ、いずれは「キャリアアップを求めて北陽会病院を志望した」と言われるまでに昇華させたいと考えています。互いに協力し合いながら、明るく、前向きに新しい病院づくりに加わって頂ける方をお待ちしています。